YouTube動画をPremiere Proで編集するためには、「シーケンス」を作成しなければなりません。
でも、
「シーケンスの設定が多すぎてわからない!」
という風につまづいている方も多いのではないでしょうか?
シーケンス設定の前に、「プロジェクトファイルの設定がわからない」という方は下記を先にチェックしてみてください。
今回は「初心者はこの設定にしておけばOK」というシーケンスの設定と、覚えておくべきシーケンス設定の項目について解説していきます。
このシーケンス設定は僕が実際にYouTube動画を作成する際に使っている設定なので、是非参考にしてもらえればと思います!
YouTube動画のシーケンス設定は「AVCHDの1080p」でOK
YouTube動画を編集していて
「よくわからないけど一般的にYouTubeで使われているものならそれでいい」
という方であれば、シーケンス設定は
「AVCHDの1080p」の中から下記のどれかを選べばOKです。
AVCHDの1080pは末尾の番号が違うプリセットがいくつかありますが、下記のどれかを選んでください。
- AVCHD 1080p60
- AVCHD 1080p30
- AVCHD 1080p24
番号による違いはこの先で解説しますが、「よくわからない」という方は「AVCHD 1080p30」を選んでもらえれば大丈夫です。
問題なくYouTube用の動画が作成できます。
この1080pと末尾の「60」「30」「24」はそれぞれ、解像度とフレームレートを表しています。
今後、動画編集を継続的に行っていくのであれば知っておいた方がいい項目なので、順番に解説していきます。
解像度
解像度とは、画面上のドットの数を表しています。
同じ画面サイズであれば解像度の数値が高ければ高いほど、ドットが細かくなるので、映像がきれいに映ります。
先ほど選んだプリセット名の「1080p」という数字は「解像度が横1920×縦1080だよ」ということを表した数字となります。
一般的に縦の解像度の数字を取って「○○p」「○○i」と称される事が多いです。
(iとpの意味は今回は省略します)
YouTubeで使われる一般的な解像度は以下の通り
- 2160p(4K)
(3840×2160) - 1080p(フルHD)
(1920×1080) - 720p(HD)
(1280×720) - 480p
(854×480) - 360p
(640×360)
4KやフルHDなんかは聞いたことがある方も多いと思いますが、これは解像度を表す通称なんです。
そして、
「動画を作るならこの中で一番きれいな4Kサイズで作ったほうがいいんじゃないの?」
という思う方もいると思います。
しかし、僕はまだ初心者が4Kで動画を作る必要はないと感じています。
理由は以下の通り。
- 元の動画素材が4Kに対応していなければならない
- 4K編集の処理に耐えれるPCのスペックが必要
- 視聴側はまだまだフルHD以下の画質での視聴が多い
この3点ですね。
特に動画編集を始めたばかりの方の話を聞くと、PCスペックが4K編集するにはまだ力不足かな~と感じる事が多いです。
編集できてもソフトが重くなって編集効率が落ちますし、作ったところでスマホ視聴が多いYouTubeではフルHD以下の画質での再生が多く、まだまだ4K動画の良さを生かせないのではないかなと思うので、YouTube動画は1080pでまだまだ十分だと思うというのが僕の意見です。
- 解像度とは、画面上のドットの数を表す数値
- 縦の数値を取り「〇〇p」「〇〇i」と称されることが多い
- YouTube動画であれば1080pのシーケンス設定にしておけばOK
フレームレート
そして、プリセットの末尾の数字を表しているのが「フレームレート」です。
「fps」と呼ばれる事もありますね。
これは
1秒間の動画に何コマの静止画が含まれているか
を表す数字です。
末尾が60であれば60フレームとなり、1秒間の動画に60コマの静止画が入っているということになります。
つまり、数値が高い方が1秒間の静止画の枚数が多いため、滑らかな動画になる。
ということですね。
先ほどシーケンス設定のところでおすすめした、プリセットの末尾の数字「60」「30」「24」はYouTubeでよく使われるフレームレートです。
特徴としてはこんな感じ。
- 24フレーム
映画で使われるフレームレート
YouTubeではVlogなどに多い - 30フレーム
テレビで使われるフレームレート
YouTubeでも一般的 - 60フレーム
ゲーム実況などの動画でよく使われるYouTubeでは最近増えてきたフレームレート
用途に分けて使い分けてもらえればOKなのですが、注意点として、
解像度と同じで、元素材動画のフレームレートがシーケンスのフレームレートに満たない場合は元素材のフレームレートになってしまうので、編集する動画を撮影する際の設定にも注意しておきましょう。
- フレームレートとは1秒間の動画に何コマの静止画が含まれているかを表す数値
- YouTubeでよく使われるフレームレートは「60」「30」「24」
- 元素材のフレームレートが低い場合はシーケンス設定のフレームレートにならないので注意
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