動画編集の副業を始めた多くの方は最初、クラウドソーシングサイトで案件を探すことになるのではないかと思います。
しかし、クラウドソーシングサイトで案件を受注することに対して、こんな声をよく聞きませんか?
- クラウドソーシングは稼げない
- 相場が安すぎて労力に見合わない
はっきりいいます。
う〜ん、いや、正確に言うと、
相場以上の案件を獲得する方法があります。
今回はクラウドソーシングサイトで動画編集案件を受注してきた僕が、クラウドソーシングサイトで相場以上の案件を受注する方法を解説していきたいと思います。
この記事は、僕が実際にクラウドソーシングサイトで案件を受注していく過程で、相場以上の案件を継続的に獲得した方法をもとに解説していくので、
これから動画編集代行の案件獲得を目指している方はぜひ参考にしてください!
クラウドソーシングサイトにおける動画編集の相場
そもそもクラウドソーシングサイトにおける動画編集案件の相場はいくらくらいなのか正しく把握する必要があります。
僕が案件を探していたときと相場が変わっている可能性もあるので、実際にクラウドソーシングサイト「ランサーズ」で案件を探してみました。
動画編集を始めたばかりで、クラウドソーシングサイトで案件を探す人の多くが、カット・テロップ編集メインのYouTube動画の編集動画などに応募することになるかと思うので、
今回はYouTube動画の編集案件に絞って調べてみました。
基本的なカット・テロップ編集がメインの動画編集案件の相場は1000〜3000円前後といったところですね。
ここではランサーズで探した案件を記載しましたが、クラウドワークスでもほとんど変わらない相場感でした。
ちなみに、僕の経験上、相場並の案件はそれなりに競争率が高いので、実績のない初心者はこれより安い案件を探すことになりがちです。
僕が実践した相場以上の案件を獲得する方法
では、相場以上の案件を獲得するにはどうすればいいか?
それは、
相場より安い、継続案件を探して受注すること
です。
「はっ?」
って思った方、正しい反応です。
正攻法で行けば
- クラウドソーシングサイト以外で案件を探す
- クラウドソーシングサイト内の高単価案件を探す
という方法を思いつく方が多いと思います。
しかし、動画編集を始めたばかりで実績の少ない人には、こういった方法でいきなり受注をするのは無理です。
なぜなら、
競争率が高いから
です。
高度な編集技術が必要だから単価が高い、とかではなく
「普通のカット・テロップ編集」なのに相場より高いなど、求められるスキルに対して対価が高ければ当然応募が集中します。
で、だいたいそういう案件には実績が鬼な人とか、変態的な提案力を持っている人が応募しているので、なかなか案件の受注には至らないはずです。
だから、人とは違う行動をする必要があります。
そこでおすすめなのが、
「単価の安い継続案件を受注する」
です。
しかし、ただ受注するのでは、相場より高い案件にはなりません。
この方法で相場以上の案件を受注するにはある程度ステップを踏む必要があります。
そのステップとは、
- 単価の安い継続案件を探し受注する
- その案件で+αの価値を提供する
- 数本完了したところで単価アップを交渉
です。
順番に解説していきます。
最初は単価の安い継続案件を受注する
なぜ単価の安い案件を積極的に探すのか?
理由は簡単。
競争率が低いから
です。
単純に募集も少なくなる傾向にありますし、それなりに募集が集まっていたとしても
単価が低いので高いスキルをもった編集者の応募が少ないので、提案さえしっかりできればライバル達に勝てる可能性が高いです。
そして、「継続案件」であることがポイントです。
単価が低くても継続案件を受注することで、初回の案件をしっかりこなせば継続的に案件の依頼をもらうことができます。
勘のいい人はもう気づいてるかもしれませんね。
クラウドソーシングサイトや他の場所で高単価案件を探すよりも、
単価の安い継続案件の単価をあとから上げてもらうほうが遥かに簡単なんです。
では、次は単価を上げてもらう流れを説明します。
受注した案件で+αの価値を提供する
単価の安い継続案件が受注できたら、まずはその案件を全力でこなしましょう。
全力と言っても、
「依頼内容以上のクオリティを出そう」とかは全く考えなくて良くて、制作物は指示通り対応すればOKです。
ここで大事なのは信頼を獲得すること。
信頼を獲得するポイントは
- 連絡をすぐに返す
- 制作物に抜け漏れがない
- 納期を守る
人と仕事をするうえで最低限の事だけです。
これができればよほどのことがない限り継続案件はもらえるはずです。
そしてもう一つやってほしいのは、プラスαの価値提供です。
先程も言ったように、制作物の中でクオリティを上げるのではなく、別のところで付加価値になりそうなもの提供します。
動画編集案件において付加価値の例としては、
- YouTube用動画であればチャプター機能用の目次を作成してあげる
- 指示された納期より数日早く納品する
などですかね。
依頼したこと+αの価値を感じてもらうことで「こいつはこの値段でこんなにやってくれるのか」と思ってもらうことが大切です。
なぜ、制作物の中でプラスαをやらなくていいかというと、クライアントの中には「指示した編集内容以外はやらないでほしい」と思っている人がいるからです。
だから、こちらが良かれと思って編集でかっこいいエフェクトを追加しても、クライアントの意図に反していては逆効果なのです。
なのでプラスの価値提供は制作物以外のところで感じてもらうのがベターです。
数本完了したところで単価アップを交渉
同じクライアントから継続的に案件がもらえて、値段以上の価値提供もできてきたら単価アップを交渉しましょう。
大体5〜10本くらい制作したら一度交渉してみるのがいいと思います。
僕は初めてクラウドソーシングサイトで受注した継続案件の5本目を納品したところで単価を2,000円から5,000円に上げてもらうことに成功しました。
これを何度か繰り返し、そのクライアントからの案件は最終的に1本1万円で受注していました。
最初の受注金額の実に5倍です。
最初から動画編集案件を1万円で受注するとなるとそう簡単には行きません。
競争率も激しいですし、そもそもどんな編集者から応募が来るかわからない段階でクライアントもそんな高単価な価格設定にしないので、あまり高度なスキルがいらない動画編集案件などでは高単価案件自体が少ないです。
しかし、単価の低い案件でも徐々に信頼を勝ち取り単価を上げていくことで自らの力で高単価案件にしていくことができるのです。
この方法で、継続案件を何件か獲得して単価を上げることができれば、
クラウドソーシングサイトからの案件のみで独立
することも可能だと思います。
案件を紹介してもらうという選択もあり
「クラウドソーシングサイトでコツコツ単価を挙げていくのはめんどくさい!」
という方は月額3000円くらいで編集案件を紹介してもらえるのコミュニティ付きの動画編集スクール入るのもありです。
クラウドソーシングで自分で営業するよりも単価も上がり、案件獲得の可能性も向上します。
案件を紹介してもらえる動画編集スクールは下記で詳しく解説しています。
まとめ
今回は動画編集案件をクラウドソーシングで相場より高く受注する方法を解説しました。
- クラウドソーシングサイトの編集案件の相場は1000円〜3000円程度
- 相場より高い案件を獲得するにはまず「単価の安い継続案件」を探す
- 受注したら全力で信頼を得て価格以上の価値提供
- これができれば単価5倍も可能
比較的案件を探しやすいクラウドソーシングサイトとこの考え方をかけ合わせて、皆さんも単価アップを目指してみてください!
それでは今日はこのへんで